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jgospel(日本語のゴスペル)中心を歌っているゴスペルグループです。


by j-gospel-niji

人間のしるし

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香です。
今日はとても暖かいです。
右上の写真は近所に住んでる‘ちびちゃん’です。以前、ちびちゃんは、私を見つけるとすぐに、遠くからでも走って来て、すり寄って来てくれました。そして、私の膝の上に乗ったりしてました。ところが、私が忙しかったので、ちびちゃんに構わず近くを通り過ぎることが続き、今では、私が近くを通ってもすっかり無視されるようになりました。今日もちびちゃんは、「気持ち良く外で寝ているので、放っておいてくれ」という感じでした。

ところで、最近思うことがあります。
私がどうして、NIJI で賛美をしているのか(歌っているのか)、ということにもつながるのですが、沢山あって1度には書ききらないので、何回かに分けて書かせていただこうかと思っています。

今までもいろいろ書かせていただきましたが、まず、私がどういう気持ちで、NIJI で賛美をしているか(歌っているか)といいますと、‘神様の愛に触れて欲しい’という思いでやっています。

では、どうして、神様の愛なのでしょうか。人の愛をテーマに歌っている歌は、世の中に沢山あります。人を思う人の愛ではなく、なぜ、神様の愛なのでしょうか。私がクリスチャンになって、宗教活動しているから、神様の愛にこだわる、という人もいるかもしれません。それぞれの意見があったとしても、少し立ち止まって考えるきっかけになったら、と思いつつ、以下、書きたいと思います。

人の愛についてですが、私達の目には、人の愛は素晴らしく見えますし、それこそが、大切だと思えます。もちろん、人の愛は、素晴らしいものと思います。
しかし、人から出るもの、人が作り出すものは、不完全です。
その不完全なのが人間くさくて良い、と言われる人もおられるかもしれませんが、人の不完全な愛しか知らないということは、一歩間違えば、狂気の世界の中で生きることもあると私は思います。
‘確かに、世間では、変な事件も多いし、何かのきっかけで、歪んだ愛情や、憎しみへ発展したりすることも、あるかもしれないけれど、狂気とまでは・・。’と言われる方もいるかもしれませんが、
普通の生活の中で、音楽や映画やマンガや小説やドラマなどで、狂気の世界に身をおくことを楽しんでいることはないでしょうか。または、それを求めている心がないでしょうか。精神の安定を損なわない程度に。問題にはならなくても、罪悪感はなくても。
そして、生きている時代が違ったら、場所が違ったら・・どうでしょうか。

私は、高校生の時、『人間のしるし』という本を読みました。
この本をインターネットで調べましたら、本の紹介のところに、
 
‘発覚すれば確実に銃殺.ナチ・ドイツ占領下で非合法出版に携わるジャン.かつては彼も世界の動乱の中で安物の幸福だけを願っていた.本当の愛を得るために闘う《人間》を描く「アンガージュマンの文学」の傑作.’

と書いてありました。私がこの本を読んで、私の中に鮮烈に残ったのは、人の愛ではなく、ある一場面の描写です。
人が他人の家に押し入り、残虐に人を殺して、その残虐な殺しをしたその後にその家で、ピアノを見つけ、ピアノを弾きます。残酷なことがなされた後、静まりかえっている辺り一面に、ピアノのきれいな旋律が響き渡る描写です。残虐な人が、残虐なことをするのではなく、きれいな音楽を愛する普通の人が、するのです。
私はそこに恐怖を覚え、また、自分の内側に冷たい、残酷な心がないだろうか・・と思いました。
                                       <・・・続く>

『私は、ほんとうにみじめな人間です。だれがこの死の、からだから、私を救い出してくれるのでしょうか。        - 聖書 - 』
『「わたし(神)はあわれみは好むが、いけにえは好まない。」とはどういう意味か、行って学んで来なさい。わたし(イエスキリスト)は正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。」 
                                     - 聖書 - 』
『それは、次のように書いてあるとおりです。「義人はいない。ひとりもいない。 - 聖書 -』
『律法によって神の前に義と認められる者が、だれもいないということは明らかです。「義人は信仰によって生きる。」のだからです。            - 聖書 - 』
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by j-gospel-niji | 2010-03-20 14:39 | 日記